2012年3月 建設水道常任委員会 宮地の質問


【1】「住宅地区バリアフリー整備」事業について


【質問】
8・9中校区をモデル校区として「住居地区バリアフリー整備」事業に取り組んでいる。
市民・関係者が参加されている「ワークショップ」で出された意見の
バリアフリー工事への反映についてどのように考えているか。
若者の集い・歩道調査ユニットが行ってきた「歩道調査」をどのように活用しているか。

【回答】
2020年までに、各年度2中学校区の「歩道バリアフリー化」を進める予定。
地域の生活者の視点で議論いただいている。
府、警察も参加し、市道だけでなく府道歩道の改善も同時に進行させる。
「歩道調査」重要な参考資料。

【要望】
限られた予算の効果的活用には市民意見の反映は重要。
優先順位や工事法についても市民の納得が得やすい手法を。
「歩道調査結果」が果たしている役割は大きい。
来年度ようやく全中学校区の「歩道調査」が完成する。
引き続き市の支援を求める。

【2】「仮ナンバー」業務の課題について


【質問】
「臨時運転許可業務」(仮ナンバー)について、2008年土木下水道部長は
「違法状態での運行をできるだけ少なくするため、窓口での対応を強化する。
許可日から失効までの期間を短縮するべく検討する」と答弁されたが、
その後の取り組みは

【回答】
違法状態の運行を減少させるための窓口対応を強化し、未返納者への自宅訪問など
実施してきた。失効までの期間の短縮は課題も多く検討中である。

【要望】
有効期限切れの「仮ナンバー」車は自賠責保険が切れ、整備不良の車両であり
事故を起こすと被害者に多大の苦痛を与える。
悪質な故意の未返納者はごく一部ではあるが、悲劇を生まないための厳正な
取り組みを求める。

【3】豊中市作成「自転車ルールブック」について


【質問】
自転車事故の約8割が、走行側のルール違反が関係している。
自転車走行のルール遵守が大きな課題。
また、警察庁が改めて「自転車は車両」との徹底を呼びかける通達を発した。
2011年度、市が作成した「自転車ルールブック」は、学校現場で好評だが、
小学校低学年には難しい。低学年にも理解しやすいものが必要ではないか。

【回答】
「自転車ルールブック」小学校低学年版を検討する。

【4】「(仮称)野田中央公園整備」について


【質問】
「子育て」「高齢者・障害者」「外国人市民」などが利用されることを想定し、
ユニバーサルデザインの考え方で機能検討がなされたか。

【回答】
公園バリアフリー化を担保する「都市公園の移動等円滑化ガイドライン」に基づき設計した。
誰もが日常的に楽しむことができる公園であることと、
「緊急避難地」としての機能を併せもつ設計を心がける。

【5】「服部駅周辺地区の面的整備」について


【質問】
「服部駅周辺地区の面的整備」は「長期的な鉄道高架化への対応も視野に入れた
駅前広場等の面整備方策検討」を目的に、再開発事業・駅橋上化検討などのための
調査検討」である。
2011年度調査の内容と結果は?
事業の基本的な方向性は?

【回答】
「駅・踏切利用者アンケート」「地権者アンケート」など実施し、
踏切渋滞・安全性の課題整理、まちづくりの意向把握を進めている。
駅前広場の整備、歩行者の安全確保に向け、段階的事業プランの検討を進めている。

【要望】
下りた遮断機に侵入する歩行者を見るにつけ「不安とルール無視」に胸が痛む。
子どもたちが見ている場合もある。
事業者の理解と協力が不可欠な課題だが、安心安全なプランの策定を期待する。

【6】「市営住宅運営管理業務」について


【質問】
市営住宅入居募集要項、入居留意事項、当該市営住宅規則など関係書類の多言語化。
日本語が不自由な入居希望者に対する対応は。
留学後、間もない外国人市民の入居に際し、住民での行き違いなどのトラブルが
発生しているが、どのように対応されているか。

【回答】
現在、書式について英訳を国際交流センターに依頼中。通訳派遣なども依頼している。
市・指定管理者が間に入り、住民の相互理解に努めている。

【要望】
文化や言語が異なる住民のトラブルを未然に防ぐとりくみが必要。
同時に、相互理解が深まる契機となるよう有効な支援が必要である。
指定管理者とともに市が丁寧な対応を行うことが「多文化共生のまち」づくりにつながる。

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