2019年6月議会 宮地の個人質問

【AET派遣事業と外国語体験活動について】


【質問】
 外国人英語指導助手(AET)派遣事業について「2学期以降の配置であること」
 「指導助手の質の確保」の課題にどのように対応するか。
 現在取り組んでいる「外国語体験活動」の意義をどのように考えているか。

【回答】
 現在、小学校3・4年生は4時間、5・6年生は9時間、中学校は20時間配置している。
 来年度からは1学期からの配置ができるよう対応し、指導助手の質の確保に努める。
 「外国語体験活動」は、地域在住の外国人ボランティアの協力を得て、
 小学校3〜6年生に異なる文化を持つ人々との体験的な活動を行っている。言語に
 限らず、国際理解・コミュニケーションを体験的に学ぶ事業として取組んでいる。

【要望】
 AET派遣事業の予算額は年々拡大しているが、小学校英語必修化の中、
 さらに充実させていくことが必要。
 一方、外国語体験活動は、とりわけ外国にルーツを持つ子どもがいる学校では、
 文化や言葉の理解を通じてお互いを理解する多文化共生教育の意味をもつ。
 引き続き両事業の充実を求める。


【郷土資料館構想について】


【質問】
 長内市長の基本政策の一つ「郷土資料館構想」は誰が作成するのか。
 どのような内容を想定しているのか。
 市民の声はどのように反映されるのか。

【回答】
 「構想」は専門家等の意見を踏まえ市が策定する。
 今年度は、市所有文化財等の数量・収蔵面積及び市民ニーズ調査を行う。
 構想は市民ニーズ調査結果を反映し、市民の期待に応える機能を明らかにしたい。

【要望】
 回答では構想のイメージが沸きにくい。
 市民に分かりやすく伝わる構想を作ることを求める。
 もとより、豊中の歴史、文化を学べる総合的な郷土資料館を展望すべきであり
 文化財は、自然・歴史・人物など、多面的な学びが得られ施設にむけた
 郷土資料館構想の策定を求める。


【中央図書館構想について】


【質問】
 現在「中央図書館構想」策定業務が公募されている。
 なぜ今「構想」が必要であるのか。「中央館的機能」とはどのようなものであり、
 ハードとソフトについて現在の考え方を求める。

【回答】
 岡町図書館の老朽化、レファレンス(資料相談)、物流(所蔵本の配送)、
 講座の企画など、市民へのサービス機能が分散している。
 情報技術やAI化など社会状況の変化に対応した図書館機能を明確化し、
 課題解決のため構想策定を行う。
 今年度は市民ニーズ調査に取り組み、2020年度に構想を策定する。

【要望】
 利用しやすい図書館となるよう、中長期的な課題解決が必要であることは理解する。
 短期的な課題と中長期的な課題を整理し、経費削減だけではない図書館行政の
 推進を求める。


【豊中市立人権平和センターについて】


【質問】
 豊中・蛍池人権まちづくりセンターは、来年4月「人権平和センター豊中・蛍池」に
 名称が変わる。
 両館の事業、新たに加わる機能はどうなるのか。

【回答】
 人権・こどもに関する事業は、精通する事業者へ委託する予定である。
 平和に関する事業は、憲法、「豊中市非核平和都市宣言」に基づき、市が取り組む。
 歴史に向き合い、次世代に平和の大切さ、戦争や核兵器の悲惨さを伝えるものと
 したい。

【要望】
 小中学生にも歴史の事実と平和を守る大切さを学べるよう創意工夫すること。
 市民の願いに応え、声を受けとめるセンターとなるように求める。


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